MID-Gマニュアル作成コースで初めて講演しました|「AIで作る医院の教科書」

2026年7月25日・26日の2日間、MID-Gマニュアル作成コースの懇親会と第2回講義に参加しました。

今回、私にとって大きな経験となったのが、MID-Gで初めて講演を担当させていただいたことです。

講演のテーマは、
「AIで作る医院の教科書」

生成AIを活用したマニュアル作成について、当院での実例や実際の制作過程を交えながらお話ししました。

受講生の先生方との懇親会

講義前日の7月25日は、六本木ヒルズクラブで懇親会が開催されました。

受講生の先生方をはじめ、MID-G最高顧問の荒井先生、山本理事長、役員・講師の先生方が参加され、自己紹介や座談会を通じて交流を深めました。

普段からご縁のある先生や、今回初めてゆっくりお話しできた先生とも交流することができ、とても楽しい時間になりました。

歯科医院の規模や地域、現在抱えている課題はそれぞれ異なります。しかし、「より良い医院をつくりたい」「スタッフが働きやすく、成長できる環境を整えたい」という思いには、共通するものがあります。

これから約1年間、受講生の皆さんと一緒にマニュアル作成へ取り組んでいくのが、より一層楽しみになりました。

六本木ヒルズクラブでの懇親会にて受講生の先生とのツーショット
受講生の先生とのツーショット
懇親会での座談会の様子

自己紹介や座談会を通じて交流を深めました

MID-Gで初めて講演を担当しました

翌日の7月26日は、MID-Gマニュアル作成コース第2回が開催されました。

今回、私は「AIで作る医院の教科書」というテーマで、初めてMID-Gの講演を担当させていただきました。

MID-Gマニュアル作成コースで登壇する北上しらゆりデンタルクリニック院長

「AIで作る医院の教科書」をテーマに登壇

私自身、以前はマニュアルというと、時間をかけて文章を書き、画像やレイアウトを一つずつ整えていくものだと考えていました。

しかし現在は、生成AIを適切に活用することで、頭の中にある診療方針や業務手順を整理し、スタッフへ伝わる形にまとめやすくなっています。

今回の講演では、一般的なAI活用法を紹介するだけではなく、実際に当院で作成しているマニュアルを取り上げました。

  • どのように考えをAIへ伝えたのか
  • どのような流れで内容を整理したのか
  • 図や資料をどのように組み込んだのか
  • 作成後、どのように修正してきたのか

こうした具体例をもとに、当院がAIをどのように活用しているかをお話ししました。

AIは「任せきるもの」ではなく、考えを形にするための道具

生成AIは、非常に速いペースで進化しています。

当院で2026年2月から3月頃に作成したマニュアルと、現在制作しているマニュアルを比較しても、使い方や作成方法は少しずつ変化しています。これからも、新しい機能やより良い方法が次々と生まれてくるでしょう。

そのため、今回の講演では「必ずこの方法で作らなければならない」とお伝えしたわけではありません。

あくまでも、
「こういう方法を使えば、医院の考えを整理し、スタッフに伝わる形にできる」
という一つの実例としてご紹介しました。

AIが自動的に正しいマニュアルを完成させてくれるわけではありません。元になる診療方針や判断基準を持ち、出力された内容が本当に自院に合っているのかを確認するのは、私たち自身です。

AIに何を任せ、どこを人が判断するのか。その役割を分けることが、実際の医院運営で活用するうえでは大切だと考えています。

Claude Codeを使ったマニュアル作成ワーク

講演の後半では、Claude Codeを使ってマニュアルを形にしていくワークも行いました。

実際に操作しながら、

  • 医院の考えや手順を整理する
  • 必要な項目を洗い出す
  • 読み手に伝わる構成へ整える
  • 内容を確認し、修正を重ねる

という制作の流れを体験していただきました。

ワークショップ中の会場風景

Claude Codeを使ったワークショップの様子

受講生の皆さんからもさまざまな質問や意見をいただき、私にとっても新たな気づきがありました。

一方的に知識を伝えるだけではなく、それぞれの医院が持つ経験や課題を共有しながら、皆でより良い方法を考えていく。その空気が生まれたことを、とてもうれしく感じています。

講演後も続いた振り返りと対話

講義終了後は、役員・講師の先生方と食事をご一緒しました。

今回の講演について振り返っていただいたほか、今後のコース運営や、これからの歯科医院に求められることについても、さまざまな助言をいただきました。

講演を終えたことで一息つきながらも、食事中も自然と医院づくりや歯科界のこれからについて話が続きます。先生方の真摯な姿勢に触れ、私自身も多くのことを学ばせていただきました。

講演後の食事会

講演後の食事会

マニュアルは、医院の基準を共有するためのもの

マニュアルは、スタッフの行動を細かく縛るためだけのものではありません。

当院では、診療や患者さんへの説明において大切にしている考え方を、スタッフ全員で共有するための「医院の教科書」だと考えています。

院長だけが理解していても、それがスタッフへ正確に伝わらなければ、医院全体として安定した医療や対応を提供することはできません。

  • なぜこの検査が必要なのか
  • どのような状態を目標にするのか
  • 患者さんへ何を、どの順番で説明するのか
  • 判断に迷ったとき、何を基準に考えるのか

こうした背景まで共有できて、初めてマニュアルが日々の診療に生きてきます。

今回の講演準備を通じて、当院の考えや現在の取り組みを、私自身も改めて整理することができました。

学びを北上での診療と医院づくりへ

初めてのMID-Gでの講演は、緊張もありましたが、多くの学びと新しいつながりを得られた貴重な経験となりました。

これからもMID-Gの役員として自分自身が学び続けるとともに、得られた知見を受講生の皆さんへ還元していきたいと思います。

そして、外部での学びや経験を活動報告だけで終わらせず、北上しらゆりデンタルクリニックのスタッフ教育や診療体制へ持ち帰ることも大切にしていきます。

患者さんが安心して相談でき、スタッフが同じ基準を共有しながら成長できる医院を目指して、今後も一つずつ取り組んでまいります。

よくある質問

MID-Gマニュアル作成コースとはどのようなコースですか?

MID-Gが主催する、生成AIを活用しながら医院独自のマニュアルを約1年かけて作成していく研修コースです。ドクター向け・スタッフ向けなど複数のマニュアルを、院長自身の診療方針や考えを形にしながら作り上げていきます。

今回の講演で院長はどのような立場で登壇したのですか?

MID-Gの役員として、生成AI(Claude Code)を活用した当院でのマニュアル作成の実例を、受講生の先生方に向けてお話ししました。実際の制作過程や考え方の整理方法など、具体的な事例を交えてご紹介しています。

北上しらゆりデンタルクリニックでは、AIをどのように診療体制に活かしていますか?

診療マニュアルの作成にClaude Codeを活用し、院長の診療方針や判断基準をスタッフ全員が共有できる形に整理しています。AIに任せきりにするのではなく、出力された内容が実際の診療に合っているかを人が確認・判断する体制で運用しています。

当院への就職を考えている方に向けて、どのような職場環境か教えてください。

スタッフ一人ひとりが、検査や説明の背景にある考え方・判断基準を理解したうえで、同じ基準で患者さんに対応できる環境づくりを大切にしています。院内マニュアルや研修を通じて、経験の浅いスタッフも安心して成長できる体制を整えています。