目次
1. インプラントの抜歯即時埋入とは
抜歯即時埋入は、歯を抜く処置とインプラント体(人工歯根)の埋入を同じ日に行う方法です。抜歯した部分の治癒を待って埋入する方法とは、治療の進め方が異なります。まずは基本的な特徴を確認しましょう。
①抜歯とインプラント埋入を同日に行う
抜歯後に歯ぐきや骨の回復を待ってからインプラントを埋入する方法もあります。抜歯即時埋入では、抜歯した部分の状態を確認し、その日のうちにインプラント体を埋入します。なお、当日に人工歯を装着できるとは限りません。
②治療期間を短縮できる場合がある
抜歯後の治癒期間を待たずにインプラントを埋入するため、治療全体の期間を短縮できる場合があります。ただし、骨とインプラントが結合するまでには一定の期間が必要です。
③適応には顎の骨の状態が関係する
埋入部分には、インプラントを支える骨が必要です。抜歯後に残る骨の量や形、硬さを確認し、初期固定(埋入直後にインプラントが骨に固定されること)が得られるかどうかを担当医が判断します。
④感染の状態も確認が必要
抜歯する歯の周囲に炎症や感染がある場合は、その程度や範囲を慎重に確認します。状態によっては抜歯即時埋入を選択せず、抜歯した部分の治癒を待つことがあります。
抜歯即時埋入が適しているかは、骨や歯ぐき、感染の状態などを診査したうえで判断します。治療前に方法の違いを確認しておきましょう。
2. インプラントの抜歯即時埋入のメリット
抜歯即時埋入には、治療期間や外科処置などの面でメリットが期待できる場合があります。ただし、実際の治療内容はお口の状態によって異なるため、事前に診査を受けて治療計画を確認しましょう。
①治療期間の短縮につながる場合がある
抜歯後の治癒を数か月待ってから埋入する工程を省けるため、治療期間が短くなることがあります。通院期間を考慮してインプラント治療を検討したい方には選択肢の一つです。
②外科処置の回数を減らせる場合がある
抜歯とインプラント埋入を同じ日に行うため、別々の日に外科処置を行う方法と比べて、手術の回数を減らせることがあります。ただし、追加の処置が必要になる症例もあります。
③抜歯直後の骨の状態を踏まえて埋入できる
歯を抜くと、その周囲の顎の骨は時間の経過とともに形が変化します。抜歯即時埋入では、事前に埋入位置を計画し、抜歯直後の骨の量や形を確認したうえでインプラントを埋入します。
④歯ぐきの形を考慮しやすい
特に前歯では、歯そのものだけでなく周囲の歯ぐきの形も見た目に関係します。抜歯直後の歯ぐきの状態を踏まえて治療を進められますが、歯ぐきの退縮を防げるわけではありません。
抜歯即時埋入のメリットは、お口の状態によって異なります。期間や処置回数だけでなく、骨や歯ぐきの状態も踏まえて治療計画を立てることが大切です。
3. 抜歯即時埋入で知っておきたいリスクと注意点
抜歯即時埋入は、誰でも受けられる治療ではありません。顎の骨や歯ぐき、全身状態などによって適応が異なります。治療前にはメリットだけでなく、リスクや注意点も確認しましょう。
①インプラントが固定できない場合がある
抜歯後の骨が少ない場合などは、インプラントを十分に固定できない可能性があります。必要な固定が得られない場合は、治療方法を変更することがあります。
②感染への配慮が必要
抜歯する歯の周囲に感染がある場合は、感染した組織を適切に除去する必要があります。感染の程度によっては、抜歯と同日のインプラント埋入が適さないと判断されることもあります。
③骨造成が必要になることがある
抜歯即時埋入でも、抜歯後に骨の吸収や歯ぐきの退縮が生じることがあります。また、抜歯した部分とインプラントの間に隙間がある場合や骨の厚みが不足する場合は、骨補填材(骨を補う材料)による骨造成(骨を補う処置)を併用することがあります。
④治療後の管理も重要
インプラント治療後は、セルフケアと定期的なメンテナンスが必要です。インプラント周囲に汚れが蓄積すると炎症につながることがあるため、日頃から清潔な口腔環境を保つことが大切です。
抜歯即時埋入には適応条件があり、骨の状態や感染などによっては別の方法が選択されます。治療前に検査を受け、考えられるリスクや治療の流れについて説明を受けることが重要です。
4. 北上市の歯医者 北上しらゆりデンタルクリニックのインプラント治療について
北上市の歯医者 北上しらゆりデンタルクリニックでは、インプラント治療を行っています。事故やむし歯、歯周病などで歯を失ってしまい食事がしにくい方や、入れ歯の不具合でお悩みの方の負担を和らげられるよう努めております。患者さんご自身で歯を守っていただけるよう正しい知識をお伝えし、ご納得のうえで治療を受けていただくことで、健康で豊かな生活を支える姿勢を大切にしています。
【北上しらゆりデンタルクリニックのインプラント治療の特徴】
当院のインプラント治療の特徴①:骨量を補う施術やAll-on-4に対応した体制
GBR(骨造成)やサイナスリフト(上顎の骨の厚みを補う施術)、すべての人工歯を少ない本数のインプラントで支えるAll-on-4を活用し、状態に応じた選択肢を提案いたします。
当院のインプラント治療の特徴②:コンピュータ・ガイドシステムによる施術計画
事前に取得したデータをもとにガイドシステムを用意し、計画通りの位置への埋入を目指します。厳重に管理した空間で器具の滅菌を行い、周りの歯を削らない丁寧な施術を進めます。
当院のインプラント治療の特徴③:噛み合わせの調整と継続的なメンテナンス
お口全体のバランスを観察しながら負担の少ない位置に調整します。治療終了後も3ヶ月に1回の定期検診やクリーニングを行い、経過を見守ります。
北上市で歯医者をお探しの方や、周辺エリアでインプラント治療に関心のある方は、まずはご相談ください。
まとめ
インプラントの抜歯即時埋入は、抜歯と同じ日にインプラント体を埋入する治療方法です。条件が整えば、治療期間や外科処置の回数を抑えられる場合があります。一方、顎の骨の量や感染の状態によっては適応とならない場合があり、骨造成などの追加処置が必要になることもあります。メリットとリスクを理解し、検査結果をもとに治療方法を検討することが大切です。インプラント治療についてお悩みの方は、北上市の歯医者 北上しらゆりデンタルクリニックまでお問い合わせください。
監修者情報
北上しらゆりデンタルクリニック
院長 境 英二
経歴
2018年 北上しらゆりデンタルクリニック 院長
2025年 MID-G役員就任
資格
・口腔インプラント学会
・歯内療法学会
・顎咬合学会認定医
