Holas Amigos!!
北上しらゆりデンタルクリニック院長の境といいます。
皆さん、白い歯って憧れますよね。
笑ったときも爽やかな印象を受けます。
そんなときに選択肢に入るのが「ホワイトニング」かと思います。
そんなあなたに今回は、
【ホワイトニングのすべてがわかる】
と題して、
- 歯の変色の原因
- ホワイトニングしていい歯、だめな歯
- ホワイトニングのメカニズム
- ホワイトニングの種類
- ホワイトニングの後の変化
- ホワイトニングをするメリット・デメリット
に分けて解説していければと思います。
内容はわかりやすくしていますが、
歯学部で使われている参考書を利用しているので、
歯学部の方、歯科衛生士学校の方、
若手歯科医師、歯科衛生士の方にもおすすめです。
目次
歯の変色の原因
歯の変色の原因は外から来るもの(外因性)と内から来るもの(内因性)のものに分かれます。
外因性
・虫歯
・歯磨きできていない
・金属からの着色
・薬物、嗜好品
内因性
・薬剤(内服)
・遺伝性
・代謝性
・歯髄壊死(神経が死んでしまう)
・加齢
このようになっています
原因によって治療方法が変わってくるので、診察をしてもらいましょう
特に、銀歯などから移ってくる変色は歯を削らないといけないので
注意が必要です
詳しくは過去記事を見てみてください
ホワイトニングしていい歯、だめな歯
では、ホワイトニングに適している歯とはなんでしょう
まずは神経が生きているか、死んでいるかで分けます
神経が生きている(生活歯)
適応
- 歯磨きしてとれなかった着色
- 加齢
- 軽い着色で、歯の組織に問題のない(形成不全のない)歯
神経の死んでいる歯(失活歯)
適応
- 見えるところの治療が必要のない歯
逆に他が原因の歯はホワイトニングをしても意味がありません。
また、
- 無カタラーゼ症の方
- 根が露出している方
- 知覚過敏が大きい方
- 歯に亀裂のある方
は治療してはいけない。
治療に注意が必要な方は、
- 小児、妊婦の方(安全性は確立されていない)
- 呼吸器疾患のある方(高濃度はNG)
になります。
勝手に治療してしまうと大変なのでしっかり歯科医院に行ってみてください。
ホワイトニングのメカニズム
まずは、薬液の内容を理解しましょう。
入っている成分は、
- 過酸化水素
- 過酸化尿素
になります。
主成分である過酸化水素というのは、色柄物ようの漂白剤と同じ成分です。
結構強いお薬なので気をつけて扱いましょう。
過酸化水素の働きは
- 着色成分を分解して小さくすることで目立たなくする
- エナメル質を荒くして、磨りガラスのようにして中の色を目立たなくする
(モザイクの様なもの)
過酸化尿素の働きは
- タンパク質を溶解する
- 薬の浸透を助ける
です。
見てみると、
面白いことに、目立たなくすることがメインの働きになっています。
ホワイトニングの種類
これも神経が死んでいるか、生きているかで種類が変わります。
ウオーキングブリーチ(歯の中に薬液を埋め込む)
- 神経が死んでいる(失活歯)
ホームブリーチ(おうちでする)
- 神経が生きている(生活歯)
オフィスブリーチ(病院でする)
- 両方できる
です。
それぞれメリット・デメリットあるので選択しましょう。
ホワイトニングのメリット・デメリット
ウオーキングブリーチ
【メリット】
- 自分でやらなくていい
- 効果が強い
【デメリット】
- 死んでいる歯にしかできない。
- 蓋が取れるとお薬が出てくるのでちょっと危ない
ホームブリーチ
【メリット】
- 治療の負担は少ない
- 歯の色をコントロールできる
- たくさんの歯をホワイトニングするなら第一選択
【デメリット】
- 自分でちゃんとやれないと効果が出ない
- 自分でやるからめんどくさい
オフィスブリーチ
【メリット】
- 歯医者さんに全部任せられる
- 一気に白くなることが多い
【デメリット】
- 知覚過敏になりやすい
- 白さのコントロールは難しい
こんな感じの特徴があるのでどれが自分に適しているか歯医者さんと相談しましょう。
ホワイトニングの後の変化
残念ながらホワイトニングは後戻りを起こします。
自分の希望の白さに絶対になる訳でもありません。
だいたい、6~7年で90%の人が再度ホワイトニングをしています。
外因性の嗜好品の使用を控えること
これを意識してみましょう。
まとめ
今回はホワイトニングに関して解説していきました。
ホワイトニングをすることによって、
- 爽やかで自信のある笑顔
を手に入れることができるでしょう。
ビジネスシーンでも歯に気をつけている人の方が成約率も高いといわれています。
人生に多くのメリットを与えるのでぜひやっていてください。
また、多くのホワイトニングをうたった商品がありますが、
歯に大きなダメージを与えることもあるので、
使用するときは自己責任でやってください。
それで歯がだめになってしまった方も正直いるので、、、
では、また
Adios!!
【歯医者革命】では、
質問をどしどし募集
しております。
この治療はどんな治療だったり、
こういうときはどうしたらいいのだったり
歯医者さんにおける疑問点を教えてください!!
質問項目の多かったものをブログにて回答していければと思っています!
ぜひ、あなたの歯の人生に役立ててみてください!